マネディクの評判と実効性を徹底解説!筋肉質な組織を作り上げるための手法とは?

マネディクの評判と実効性を徹底解説!筋肉質な組織を作り上げるための手法とは?
目次

マネディクとは?組織課題を川上から川下まで一貫して解決する支援体系

ベンチャー/成長企業においては、どんなに魅力的な事業やプロダクトがあっても、組織マネジメント能力を持ち合わせなければ、持続的に成長することは難しいことも事実です。

そこで、マネディクでは成長企業や筋肉質な組織を作りたい企業の組織開発に特化した専門家集団として、現場の行動変容を促す「仕組み作り」と「カルチャーの実装」に力を入れています。

マネディクの会社概要

管理職研修サービスを運営するマネディク株式会社は、急成長企業をはじめとする「変化に強い組織作り」をしたい企業の組織開発に特化しています。

東京都港区六本木に拠点を構え、アクシス株式会社を親会社としています。
主な事業内容は、組織開発・管理職育成サービス「マネディク」の提供や、動画eラーニング事業の運営です。

「ヒトとITのチカラで働くすべての人を幸せにする」というグループミッションのもと、現場の行動変容にコミットする支援を展開しています。

マネディク株式会社は、管理職の育成を核としながらも、組織が「筋肉質」になるための全方位的なソリューションを提供しています。組織の「入口(採用)」から「土台(人事制度)」、そして「現場の運用(メンバー強化)」までを一本の線で繋ぐトータルソリューションで構成されています。

  • 運用型管理職研修 マネディク
    • フルコース型プラン(他社交流試合 One Tableを含む)
    • アラカルト型プラン
  • マネジメントコーチング
  • 個社アレンジ別スキルマップ(メンバー向け、オンボーディング向け、評価連動)
  • サーベイ(パルス、評価連動360°)
  • 部下力育成研修
  • 新卒合同研修

詳細が気になる方は、以下の資料から内容をご確認ください。

「変化に強い組織作り」ができるマネディクの詳細

主力の「運用型管理職研修 マネディク」は、外部講師による従来型の研修が抱えやすい「効果が一過性で終わる」という問題を解消することを目的としています。

単に知識をアウトソースするのではなく、”コンテンツの提供×自走化支援”というモデルを通じて、「自社でできる持続的な仕組み」を構築するコンセプトを持っており、目的や緊急度に応じて以下の2つのコースを選択可能です。

いずれのコースも、動画コンテンツを経営層と管理職層の共通インプットにし、それを題材とした社内研修を自社で回す仕組みを作ることで、「自社に合った、活躍する管理職を自分たちで育てる」ことが可能になります。

実際に導入した企業からは、「マネージャー同士の会話が多くなり、組織が抱える課題に関しての気づきが増えた」「共通言語が増えた」「知識を実務と結びつけることができた」といった高い評価が寄せられています。

特にベンチャー成長企業の支援を得意としており、メガベンチャーや急成長企業での豊富な導入実績があります。また、近年では流動性が高くなった背景から、変化に強い組織作りがしたい大企業や官公庁、中小企業へのご支援も行なっています。

包括的支援プラン/コース型について

組織全体にマネジメントの「型」を定着させ、中長期的に筋肉質な組織を創り上げるための包括的なプランです。

外部講師による従来型の研修が抱えていた「効果が一過性で終わる」という課題を解決するため、(1)学習→(2)実践と評価→(3)効果計測と改善→(4)定着と内製化という一連の学習サイクルを導入企業内で確立させるのがマネディク最大の特徴です。

4つの工程それぞれはやや当たり前に感じるかもしれませんが、従来型の研修サービスは(1)のインプットを主目的にしており、(2)〜(4)の実践や軌道修正が受講者任せになっていることがほとんどでした。

マネディクでは、現場での行動変容を確実に起こすため、(2)(3)で「経営・上司からのフィードバック」までもが育成の仕組みとして自動的に回るよう、独自SaaSや月次セッションを設計しています。

ご利用いただける内容や金額については、以下をご確認ください。

  • 内容
    • 動画コンテンツの提供、月次グループセッションのファシリテーション支援(半年分)、社内ファシリテーター養成(全3回分)、SaaS利用、他社交流型プログラム「One Table」の利用。
  • 金額
    • 最初半年分: 190,000円〜
    • 月額費用(利用7ヶ月目以降): 導入初期6ヶ月間は月額80,000円〜(月1のコンサル支援込)

課題別解決プラン/アラカルト型について

特定の組織課題に最短距離でアプローチする「アラカルト型プラン」は、現場で起きている生々しい実課題を題材に、短期集中で組織の基準値を劇的に引き上げる課題別解決プログラムです。

例えば「業績が上がらない」「報告文化が定着しない」といった喫緊の課題に対し、

  1. まずは「なぜ成果が出ないのか」という要因を、単なる事象(売れない)ではなく構造的な問題(打ち手の不足や分析の甘さ)まで徹底的に分解
  2. 目標とのGAPを確実に埋めきるための「量」と「質」を兼ね備えた複数の打ち手を立案する思考を叩き込みます。

さらに、研修の集大成として行うロールプレイングでは、上司役の講師から「その要因は事象だ」「打ち手の金額が足りない」といった的確なフィードバックを受けることで、思考と報告で生じているGAPを特し、視座を引き上げる訓練になります。

最終的には、2日間の学びを「自身の行動指針」としてAIを用いて問いの形式で言語化。
翌日から現場で即実践できる仕組みを完成させて持ち帰るため、一過性のイベントに終わらず、「変化に強い組織作り」への第一歩を確実に踏み出せます。

マネディクで得られる価値

このように、企業のフェーズや課題に合わせて柔軟なプランが用意しておりますが、どのコースにおいても共通しているのは、単なる知識の習得ではなく、現場での「行動変容」に徹底的にこだわっている点です。

マネディクが提供するプログラムの運用を通じて組織が得られる価値は、以下の6つのポイントに集約されます。

ベンチャーのマネージャーに必須のマネジメント思考に関する動画視聴から共通言語が生まれる

中核となるメディアサービスでは、ベンチャー環境で求められるマネジメント手法やセオリーを凝縮した動画コンテンツをメインに視聴いただけるようになっています。

代表的なテーマには、急成長組織で必ず直面する「葛藤の両立」「曖昧耐性」「結節点としての役割」などがあります。加えて、時流に合わせた「フィードバックの技術」「1on1の運用」「リモートワーク下でのマネジメント」「メンタルヘルス」など、現代の管理職が問題を抱えやすいテーマが網羅されています

幹部から現場の管理職までがこれらの動画を視聴し、共通の概念をインプットすることで、組織内に「共通言語」が増えていきます

「この言葉が持つニュアンスは何を指しているのか?」「このワードの概念を自社の今の状況にどう当てはめるべきか?」こうした認識のズレを解消する共通言語を持つことで、社内の意思疎通は劇的にスムーズになり、結果として組織としての実行力が最大化されます。

以下では、マネディクの代表的なテーマ11選の内容をご確認いただけます。
マネディクでどんなことを学べるのか気になる方は、是非ご覧ください。

トレーニングの場が根付き、研修を内省化できる

動画でインプットした概念を、月1回のグループセッションで「自社の場合ならどう適用するか」という具体的な議論を行うことで管理職それぞれが自身のマネジメント課題と解決方法を明確にし、実務での行動に繋げます。

このセッションは単なる動画視聴後の報告会ではなく、実際に行動した上での成功や失敗体験を共有し、「自社」にとってのマネジメントを議論・定義できる場です。

他者のリアルな体験から学ぶことで、組織全体のレベルアップを図ると同時に、個人では決して得られなかった多面的な気づきを創り出します。

また、定期的に自身のマネジメントに向き合う習慣を設けることは、管理職個人の成長を促すだけでなく、会社としても「ラーニングピラミッド」に基づく教育が文化として根付き、育成の仕組み化(内製化)を可能にします。

フィードバックできる人材が育つ

マネディクでは、単なるコミュニケーションスキルの習得に留まらず、メンバーを「強くする」ための育成の型として、実効性の高いフィードバック技術のインストールを行います。

マネディクの強みとして、より個社別の課題に即したセッションを実現するために「社内ファシリテーター」の育成に力を入れています。
プログラムの初期に全3回の「ファシリテーター養成講座」を受講いただき、4回目のセッションからは実際に社内メンバーが進行役(ファシリテーター)を務めます。6回目まではプロ講師が横で見守り、客観的なフィードバックを行うことで、スムーズに内製化へと移行できる仕組みです。

内部情報を深く知る人間がファシリテーターを務めることで、一般論ではない「自社特有の生々しい課題」に即した具体的な議論やフィードバックが可能になります

月1回のコンサルティングサービス

マネディクでは、研修の提供に留まらず、組織の成長に伴走するための「月1回の定例MTG」も実施しています。

この接点はフェーズによって密度が異なり、利用開始からの半年間は「月次のセッション」「ファシリテーター養成講座(全3回)」「定例MTG」という月3回の密なコミュニケーションを通じて組織の基盤を構築します。半年以降は、月1回の定例MTGを軸としつつ、必要に応じて電話やテキスト上での随時フォローを行う体制へ移行します。

定例MTG内では、以下のようなテーマを扱っています。(一部抜粋)

  • 組織開発の相談: 事業や組織情報の詳細なヒアリングを通じた、構造的な課題の特定と改善策の提示。
  • 前回の振り返りと示唆出し: セッション後の管理職(メンバー層)の反応や行動変容を分析し、経営層が次に打つべき一手へのアドバイス。

  • 次回セッションのテーマ選定: 現場のリアルな課題感に合わせた最適な学習内容の調整。

同レイヤー人材との他社交流型プログラムの利用

マネディクのフルコース型には、社外の視点を得るための交流型次世代リーダー研修「One Table」というメニューも含まれています。
これは主にご利用3ヶ月後からご利用いただけるサービスで、自身と同程度のポジションやレイヤーにいる他社人材との「他流試合」を行う場を提供します。

ベンチャー企業のマネージャーは、その規模感ゆえに意識が自社内ばかりに傾き、自己流のマネジメントを客観視しにくい状態に陥りがちです。

「One Table」では、他社で自分と同ポジションで働くマネージャーの姿をヒントに、自身のマネジメントを多角的に振り返ることを推奨しています。社内研修や座学だけでは得られない多面的な視点や考え方をインプットできるだけでなく、少人数クラスでの月1回・半年間のプログラムを通じて、参加者同士の相互刺激や、プログラム終了後も続く強固な社外ネットワークの構築に大きく貢献します。

SaaSを用いた「実践の可視化」ができる

研修を受けて終わり、という形骸化を防ぐため、独自SaaS上で研修内容を「スキルマップ」化し、実践度をチェック・管理できる仕組みを提供しています。このスキルマップは、フルコース型、アラカルト型のどちらのプランでも共通してご利用いただけます。

フルコース型プランでは、各セッションテーマに合わせた標準的なチェック項目があらかじめ用意されており、「どのスキルが身についていて、何が不足しているのか」を定量的に可視化できます。
一方、アラカルト型プランでは、各テーマのワークショップを通してより自社の実課題に即した独自の項目を定義し、個社別の「あるべき行動」を設定することが可能です。

ご導入いただいているお客様は、これらのデータを週次や月次の1on1での目合わせに活用いただいています。

マネジメントする側は、部下の苦手な部分が可視化されるため、そこを補うための具体的なアプローチが可能になります。また、マネジメントされる側にとっても、自身の課題を客観的に把握できるため、納得感を持って自己研鑽に取り組めるという大きなメリットがあります。

マネディクの導入事例

実際にマネディクを導入した企業が、どのような変化を遂げたのか。その代表的な成果をご紹介します。
なお、以下の事例ではベンチャー成長企業を取り上げていますが、流動性が高まっている背景から、筋肉質な組織を作りたいエンタープライズ企業様や、中小企業様のご導入も増えてきています。

「見てみぬふりの組織」が3ヶ月で「自走する組織へ(株式会社アストロラボ様)

経営陣の意図が浸透せず、現場が役割に固執する「当事者意識の欠如」に悩んでいた同社。
3ヶ月の集中プログラムで共通言語を構築し、第三者が客観的に経営メッセージを代弁することで、現場の納得感が飛躍的に向上。部門間の垣根を越え、自律的に課題へ向き合う組織へと進化しました。

詳細は画像をタップしてご覧ください。

離職率20%→5%!YoY150%のV字回復を達成(株式会社みらいきれい様)

マネージャー全員が未経験で「我流の指導」が常態化していたが、マネディク導入で指導方針を統一。共通言語の浸透により、わずか1年で離職率が劇的に改善しました。組織エンゲージメントの向上と共に生産性が最大化され、YoY150%という驚異的な事業成長を実現しています。

チームの「個人商店化」を打破し、二桁成長を継続(株式会社デジタルガレージ様)

組織統合直後で指針が未確立だった部門に共通言語を導入いただきました。
各メンバーが独自のやり方で動く「個人商店化」を脱却し、フィードバック文化が定着しました。
管理職が自ら課題を発見・挑戦する風土が醸成され、部門売上の二桁成長を継続されています。

マネディクの導入が「おすすめできる企業」と「できない企業」の特徴

ここまでマネディクのサービス詳細や導入事例をご紹介してきました。
これらを踏まえ、マネディクの導入を「おすすめできる企業」と「できない企業」をまとめました。

おすすめできる企業

属人的なマネジメントに限界を感じており、組織全体で再現性のある「型」を構築して、自律して勝てる「筋肉質な組織」を創りたい企業には非常におすすめできます。

経営者のカリスマ性だけに頼らず、共通言語と仕組みによって持続的な成長を担保したいフェーズの企業様に最もフィットします。

特に以下の課題感を持った企業様には最適です。

  • 30名/50名/100名の壁に直面し、経営陣の思想が現場まで淀みなく伝わらなくなっている組織。
  • 現場に「見て見ぬふり」の空気が漂い、自律した筋肉質なカルチャーを取り戻したい企業。

  • プレイヤー上がりのマネージャーが多く、自己流の育成や評価から脱却して「マネジメントの型」をインストールしたい企業。

マネディクに関しては、以下の資料から概要を確認できます。気になる方は是非ご確認ください。

おすすめできない企業

マネディクのプログラムは現場での「継続的な実践」と「経営陣の関与」を前提としているため、単発の研修イベントを消費したい、あるいは変革へのコミットメントが低い企業にはおすすめできません。

  • 「とりあえず一度だけ有名な研修をやってほしい」といった、一過性の刺激のみを求める組織。
  • 現場にだけ変化を求め、経営層自身が自らの行動変容やフィードバックに時間を使う覚悟がない組織。

  • 組織の硬直化が進みすぎており、新しい共通言語や文化のインストールに対して、トップからボトムまで拒否反応が極めて強い場合。

FAQ(よくある質問)

Q:導入から「自走状態(内製化)」までどのくらいの期間がかかりますか?

A:完全自走になるのはご導入後、半年です。
ただ、ご導入3ヶ月は社内ファシリテーターが研修を回せる状態になるようなプログラム設計になっています。この期間、プロ講師が伴走し、徹底したファシリテーションのFBを行うことで、質の高い内製化を支援します。

Q:ベンチャー企業以外でも効果はありますか?

A:はい。近年は、既存組織に「主体性とスピード」を取り戻したい大手企業や地方の中堅企業からの依頼が急増しています。「曖昧耐性」や「葛藤の両立」といったマネジメントの普遍的な課題は、業種、企業規模を問わず共通して有効です。

Q:他社のマネジメント研修との最大の違いは何ですか?

A:最大の違いは「アウトソースして終わり」にさせない点です。
独自SaaSによる行動変容の可視化と、社内ファシリテーターの養成による「内製化」をセットにしているため、研修が一過性のイベントにならず、組織文化として根付く仕組みを提供しています。

Q:経営陣はどの程度コミットする必要がありますか?

A:組織変革において、経営陣の思想を「共通言語」に昇華させるプロセスは不可欠です。
月1回の定例MTGやセッションへのご参加を通じて、現場への想いを「具体的な行動指針」として翻訳するプロセスに関与いただくことを推奨しています。

Q:管理職以外のメンバー向けの施策はありますか?

A:はい。管理職の育成を核としつつ、「部下力育成研修」や「新卒合同研修」、またメンバー個別の成長を支援する「スキルマップ運用」など、組織全体のレベルを底上げする全方位的なメニューをご用意しています。

川﨑 俊介
記事を書いた人
川﨑 俊介

新卒で当時6期目(60~70名規模)の株式会社ジーニーへ入社。入社後3年間でリーダー、マネ―ジャー、部長とマネジメント経験を積み、入社後4年目で事業責任者兼執行役員に就任。組織も300名を超え、グロース上場を経験。 その後海外事業など含む複数事業の責任者、常務執行役員を経て、2022年に取締役に就任。経営企画や人事などコーポレート領域も管掌。組織規模としても1000名を突破。 2024年4月に独立し、個人で人事・経営コンサル業も成長企業に対して実施しつつ、同年12月にマネディク株式会社CEO/アクシス株式会社取締役COOにも就任。

管理職育成の理想を実現するサービス「マネディク」