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エンゲージメントを高める方法|管理職の行動を変え組織を活性化するコツ

エンゲージメントを高める方法|管理職の行動を変え組織を活性化するコツ
目次

エンゲージメントサーベイを導入し、1on1を制度化し、表彰制度も設けた。

それでもスコアが改善しない企業は少なくありません。

施策の数が足りないのではなく、ビジネスにおけるエンゲージメント低下の構造的な原因に手が届いていないことが問題です。

本記事では、従業員エンゲージメントを高めるための施策が機能しない原因を3つの階層で分解し、組織の状態に応じた改善アプローチを解説します。

従業員エンゲージメントとは何か

従業員エンゲージメントとは、社員が企業の方向性に共感し、自らの意志で貢献しようとする状態を指します。

満足度やモチベーションと混同されがちですが、エンゲージメントは組織と個人の双方向の結びつきである点が本質的に異なります。

ここでは、その構成要素と類似概念との違いを整理します。

エンゲージメントの定義と3つの構成要素

従業員エンゲージメントは、大きく3つの要素で構成されます。

エンゲージメントの3要素

  • 理解度:企業のビジョンや戦略を正しく理解し、自分の業務との接続が見えている状態
  • 帰属意識:この組織にいる意味を実感し、組織の成功を自分ごととして捉えられている状態
  • 行動意欲:理解と帰属が揃った上で、自発的に役割を超えた貢献をしようとする意志

ただ、多くの企業ではこの3要素を一括りにして「エンゲージメントが低い」と嘆いています。

300社以上の組織を支援してきた中で見えているのは、ある共通した事実です。

課題がどの要素に偏っているかを特定しないまま施策を打つ企業が圧倒的に多い。

理解度が低いのに帰属意識を高める施策を打っても効果は出ません。

まず自社の課題がどの要素にあるかを見極めることが、エンゲージメント向上の起点になります。

モチベーションやワークエンゲージメントとの違い

エンゲージメントとモチベーションは混同されやすい概念です。

モチベーションは個人の内発的な動機づけであり、本人の関心や報酬によって左右されます。

一方、エンゲージメントは組織との関係性の中で生まれるものです。

個人が高いモチベーションを持っていても、組織の方向性と噛み合っていなければエンゲージメントは高まりません。

ワークエンゲージメント(仕事そのものへの没頭度や活力を指す概念)との違いも整理しておく必要があります。

ワークエンゲージメントは仕事の内容と個人の適性の関係に焦点を当てますが、従業員エンゲージメントは組織全体との結びつきを含むより広い概念です。

事業成長の観点では、ワークエンゲージメントだけが高く組織への帰属が弱い状態は、優秀な人材の流出リスクを高めます。

両方を同時に設計する視点が求められます。

エンゲージメントが注目される背景

エンゲージメント向上が経営課題として浮上した背景には、3つの構造変化があります。

1つ目は人材の流動化です。

転職が当たり前になった労働市場では、待遇だけで人材をつなぎ止めることが難しく、離職率の上昇に悩む企業が増えています。

2つ目はリモートワークの定着です。

物理的な接点が減ったことで、意図的にエンゲージメントを設計しなければ組織が空洞化するリスクが顕在化しました。

3つ目は人的資本経営の潮流です。

2023年以降、上場企業には人的資本に関する情報開示が求められるようになりました。

エンゲージメントスコアは投資家が注目する指標の1つになっています。

得てして、こうした外圧がきっかけで取り組み始める企業は「スコアを上げること」自体が目的化しやすい傾向があります。

しかし、事業成長に直結するエンゲージメント向上とは、スコアの数字ではなく、組織の行動が変わることです。

エンゲージメントが低下する3つの構造的原因

エンゲージメントが下がるとき、多くの企業はすぐに施策を増やそうとします。

しかし、施策を追加しても改善しないケースでは、組織の構造そのものに原因が潜んでいることがほとんどです。

ここでは、エンゲージメント低下の原因を「制度」「マネジメント」「カルチャー」の3階層で整理します。

制度・仕組みの不整合:評価とキャリアパスの断絶

エンゲージメントを阻害する制度面の問題で最も多いのが、評価制度とキャリアパスの断絶です。

評価基準が曖昧なまま運用されていたり、評価結果が昇進や報酬に反映されない状態が続くとどうなるか。

社員は「努力しても報われない」と学習します。

この学習性無力感がエンゲージメントを根本から蝕みます。

ある成長企業では、事業拡大に伴い等級制度を導入したものの、評価基準を現場の管理職に十分共有しないまま運用を始めました。

その結果、部門間で評価のばらつきが生じ、社員からは「隣の部署と同じ成果なのに評価が違う」という不信が広がりました。

評価制度は「作って終わり」ではなく、運用の一貫性と透明性が伴って初めてエンゲージメントの基盤として機能します。

評価制度の設計と運用について詳しくは、以下の記事で解説しています。


人事評価制度の作り方|導入・見直し時に失敗しない8ステップと企業の成長フェーズ別ポイントを解説

人事評価制度の作り方を、導入・見直し時に失敗しない8ステップで解説します。

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マネジメントの機能不全:管理職が現場を動かせていない

制度が整っていても、現場の管理職がそれを運用できていなければエンゲージメントは高まりません。

ギャラップ社の調査によれば、従業員エンゲージメントのばらつきの約70%は、直属のマネージャーの影響で説明できるとされています。

(出典:Gallup「State of the American Manager」)

制度の問題以上に、管理職の日常的な関わり方がエンゲージメントを左右するということです。

ただ、管理職個人の資質を問題にしても解決にはつながりません。

多くの企業で管理職がエンゲージメント向上に貢献できていない原因は、管理職自身の負荷過多にあります。

プレイングマネージャーとして自身の業績目標を追いながら部下の育成も求められる。

この構造を放置したままエンゲージメント施策を管理職に委ねても、形骸化するのは当然です。

事業合理上、管理職の役割定義と業務配分を見直すことが先決です。

管理職の機能不全とその解決策については、以下の記事でも詳しく解説しています。


マネジメントできない管理職が生まれる根本原因と解決策は?組織で取り組むべき対処法を解説

マネジメントできない管理職が生まれる根本原因と、組織で取り組むべき対処法を解説します。

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組織カルチャーの希薄化:理念と現場の乖離

3つ目の原因は、組織が拡大する過程でカルチャーが希薄化し、経営理念が現場の行動に反映されなくなるケースです。

創業期には全員が同じ方向を向いていた組織でも、50人、100人、300人と規模が大きくなるにつれて、理念は壁に掲げられたスローガンに変わっていきます。

カルチャーの希薄化は、組織が大きくなった瞬間に起きるわけではありません。

兆候は「中間管理職の判断基準が経営理念と乖離し始めるタイミング」に現れます。

経営陣は「挑戦を奨励する」と言いながら、現場の課長は失敗を恐れてリスクを取らせない。

こうした理念と行動の矛盾を社員は敏感に感じ取ります。

カルチャーとは言語化された理念ではなく、組織内の意思決定パターンそのものです。

この認識なくして、カルチャー浸透の施策は機能しません。

理念浸透の具体的な方法については、以下の記事で詳しく解説しています。


理念浸透の方法とは?理解を実践に変える7つの施策をプロが解説

理念浸透の方法を、理解を実践に変える7つの施策としてプロが解説します。

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エンゲージメントを高める施策と実践のポイント

エンゲージメント向上施策は世の中に数多く存在します。

ただ、施策そのものに効果があるかどうかよりも、自社の課題構造に合った施策を選べているかが成否を分けます。

ここでは、多くの企業が導入しているエンゲージメント施策について、機能させるための実践的なポイントを解説します。

1on1・対話の質を高める:形骸化を防ぐ運用設計

1on1ミーティングはエンゲージメントを高める取り組みとして広く普及しました。

しかし、導入した企業の大半が「効果を実感できていない」と感じているのが現実です。

原因は明確で、1on1の目的設計が曖昧なまま運用されているケースがほとんどだからです。

1on1が形骸化するパターンには共通点があります。

上司が業務の進捗確認に終始してしまう、部下が本音を話さない、そもそも忙しくてスキップが常態化する。

これらはすべて、1on1が「部下のエンゲージメント状態を把握し、阻害要因を取り除く場」として設計されていないことに起因します。

効果的な1on1を実現するには、上司が「問いの設計」を事前に行うことが欠かせません。

部下の業務状況だけでなく、組織への信頼やキャリアに対する認識まで対話のテーマに含める必要があります。

1on1の形骸化の原因と対策については、以下の記事で詳しく解説しています。


1on1の形骸化はなぜ起こる?原因と対策を立場別に徹底解説

1on1の形骸化はなぜ起こるのか、原因と対策を立場別に徹底解説します。

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目標設定と評価の一貫性:納得感のある仕組みづくり

評価制度に対する不満は、エンゲージメント低下の最大の要因の1つです。

問題の多くは「評価基準が不透明」か「目標と評価が連動していない」のどちらかに集約されます。

OKR(Objectives and Key Results)やMBOを導入している企業は多いものの、制度を入れただけでは機能しません。

往々にして、目標設定の時点で上司と部下の間に期待値のずれが生じています。

上司は「これくらいやってくれるだろう」と思っている。

部下は「どこまでやれば評価されるかわからない」と感じている。

このずれを放置したまま半期が過ぎ、評価面談で初めて認識の差が表面化する。

これではエンゲージメントが下がって当然です。

目標設定の段階で、達成基準を観測可能な行動レベルまで分解し、双方が合意する。

この一手間がエンゲージメントの納得感を大きく左右します。

キャリア開発支援:成長実感をつくる仕掛け

社員エンゲージメントを維持する上で、成長実感は極めて重要な要素です。

特に30代後半から40代の中堅層は、ルーティン業務に習熟した一方で、次のキャリアステップが見えにくくなる時期に差しかかります。

この層のエンゲージメント低下は、組織全体のパフォーマンスに直結します。

キャリア開発支援というと、資格取得支援や異動制度を思い浮かべがちですが、それだけでは不十分です。

成長実感を生むのは制度ではなく、日常業務の中で「自分が変わった」と認識できる具体的な経験だからです。

ある成長企業では、管理職が部下の業務アサインを「経験の質」で設計するようにしたところ、半年でエンゲージメントスコアが有意に改善しました。

やみくもにストレッチ目標を与えるのではなく、本人の現在地から半歩先の経験を意図的に設計する。

この解像度の高さが、施策の効果を分けます。

心理的安全性の確保:率直な対話が生まれる組織環境

心理的安全性はエンゲージメント向上の前提条件として頻繁に語られるようになりました。

しかし、この概念ほど誤解されているものも少ないのが現状です。

心理的安全性とは「何を言っても許される環境」ではありません。

チームの目標達成に必要な率直なフィードバックが、対人リスクを恐れずに交わせる状態を指します。

事業成長の観点から見ると、心理的安全性は「ぬるい職場」の言い訳に使われるリスクがあります。

求められるのは、心理的安全性と成果への高い要求水準の両立です。

エドモンドソン教授の研究でも、心理的安全性が高く、かつ責任や基準も明確なチームが最もパフォーマンスが高いことが示されています。

(出典:Amy C. Edmondson「The Fearless Organization」)

心理的安全性を「優しさ」と誤解せず、「率直さ」として設計すること。ここが分かれ目になります。

エンゲージメント向上の施策を検討する中で、管理職のマネジメント力が課題になるケースは少なくありません。

以下の資料では、300社以上の成長企業支援で培った組織開発の実践的なアプローチを紹介しています。

無料で配布しておりますので、本記事と合わせてぜひご活用ください。

管理職の行動変容がエンゲージメント向上の鍵を握る

エンゲージメント施策の多くは、最終的に現場の管理職を通じて実行されます。

制度をどれほど精緻に設計しても、それを運用する管理職の行動が変わらなければ効果は出ません。

従業員エンゲージメントを高めるには、管理職自身の行動変容が避けて通れないテーマです。

施策が現場で機能しない原因は管理職にある

エンゲージメントサーベイの結果を受けて人事部が施策を立案し、現場に展開する。

このプロセス自体は間違っていません。

しかし、施策が現場で機能しないケースの大半は、管理職側に原因があります。

施策の意図を理解していない、実行する余裕がない、そもそもやり方がわからない。このいずれかです。

ある製造業では、エンゲージメント施策として「部下との月次面談」を義務化しました。

ただ、面談で何を聞き、どう対応すべきかの指針が管理職に示されなかった結果、面談は「形だけのイベント」に変わりました。

部下からすると、義務的な面談ほどエンゲージメントを下げるものはありません。

施策を展開する際は、管理職への丸投げを避け、具体的な行動レベルで「何をすべきか」を明確に示すこと。

これが施策を機能させる前提条件です。

抽象的な目標を観測可能な行動に変換する方法

管理職に「部下のエンゲージメントを高めてほしい」と伝えても、具体的に何をすればいいのかわからないのが実情です。

エンゲージメント向上のように抽象度の高い目標を管理職に求める場合は注意が必要です。

観測可能な行動に変換するプロセスが不可欠です。

ワークエンゲージメントを高める方法を考えるとき、まず重要なのは「頑張る」「寄り添う」「意識する」といった形容詞や副詞による目標設定を禁止することです。

代わりに、誰が見ても実行の有無を判別できる行動に置き換えます。

  • 「部下に寄り添う」→「週1回の1on1で、業務以外の話を最低5分間聴く」
  • 「チームの雰囲気をよくする」→「会議の冒頭で、先週の成功事例を1つ共有してもらう」

この粒度まで行動を分解してはじめて、管理職は「何をすればいいか」が明確になり、実行と効果測定の基盤が整います。

管理職向けのスキルマップ活用法については、以下の記事で詳しく解説しています。


管理職向けスキルマップの戦略的な活用法とは?階層別の項目例や失敗事例も解説

管理職向けスキルマップの戦略的な活用法を、階層別の項目例や失敗事例とあわせて解説します。

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行動定着のための仕組みとフィードバックサイクル

行動を定義しても、それが日常に定着しなければ意味がありません。

研修で学んだことが現場で実践されない問題は、定着の仕組みがないことに起因しています。

行動定着には、定義した行動を日常業務の中に組み込み、定期的にフィードバックを回す仕組みが必要です。

具体的には、管理職一人ひとりがスキルマップ(自分が取るべき行動を一覧化したもの)を作成し、週次で振り返る運用が有効です。

このとき、上司や同僚からのフィードバックを仕組みとして組み込むことで、行動の修正と定着が加速します。

300社以上の企業支援で一貫して見えているのは、研修の効果は「研修当日のインプット」ではなく「研修後のフィードバック頻度」で決まるという事実です。

週次の振り返りとフィードバックを最低3ヶ月継続する。

この期間が行動の定着に必要な最短ラインです。

研修から行動変容への接続については、以下の記事でも解説しています。


研修で行動変容を促すには?成功の鍵は組織的な仕組みづくり

研修で行動変容を促すための成功の鍵を、組織的な仕組みづくりの観点から解説します。

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エンゲージメント向上に取り組む企業の実践事例

エンゲージメントを高める施策は、理論だけでなく実践事例から学ぶことで解像度が高まります。

ここでは、組織の状態に応じた異なるアプローチで成果を出した企業の取り組みと、それらに共通する成功要因を紹介します。

組織サーベイを起点にした改善サイクルの構築事例

あるIT企業(従業員約500名)では、エンゲージメントサーベイを四半期ごとに実施していました。

しかし、結果を確認するだけで具体的なアクションにつなげられていない状態が続いていました。

スコアは横ばいのまま、現場からは「また同じアンケートか」という声が上がるようになっていました。

転機となったのは、サーベイ結果を部門ごとに分解し、各部門長に「スコアが最も低い1項目」だけに絞って改善アクションを立てさせたことです。

すべてを改善しようとせず、1項目に集中する。

この絞り込みによって管理職の行動が具体化し、3四半期で該当項目のスコアが平均15%改善しました。

エンゲージメントの測定方法は数多くありますが、測った後に何をするかの設計が成否を分けます。

管理職研修から現場の行動変容につなげた事例

ある製造業(従業員約1,200名)では、管理職のマネジメント力不足がエンゲージメント低下の主因と特定されていました。

従来の管理職研修は外部講師による座学が中心で、研修直後のアンケートでは高評価を得ていました。

しかし3ヶ月後に現場を見ると何も変わっていない。この状態が繰り返されていました。

この企業が取り組んだのは、研修の構造そのものの見直しです。

座学でインプットした後、実際の業務課題を題材にしたワークで概念を体験的に理解する。

その上で、自分が明日から実行する行動を3つ定義し、週次でフィードバックを回す。

このインプット、実践、フィードバックの3点セットを3ヶ月継続した結果、管理職の行動が変わり、その部下のエンゲージメントスコアが有意に改善しました。

事例に共通するエンゲージメント向上の成功要因

これらの事例に共通する成功要因は3つあります。

  • 課題の焦点を絞っていること:あれもこれもではなく、最もレバレッジが効くポイントに集中した企業が成果を出している
  • 管理職の行動を具体化していること:抽象的な方針ではなく、観測可能な行動レベルまで落とし込んでいる
  • 行動変容を成果指標にしていること:短期的なスコア改善ではなく、組織内の行動パターンが変わったかどうかで判断している

エンゲージメント向上は、スコアが上がったかどうかではなく、組織内の行動パターンが変わったかどうかで判断すべきです。

スコアは行動変容の結果として後からついてくるものです。

この優先順位を間違えると、施策は「スコアのためのスコア上げ」に陥ります。

エンゲージメントを高めることに関するよくある質問(FAQ)

エンゲージメントを高めるとはどういう意味ですか?

従業員が企業の方向性を理解し、自発的に組織へ貢献しようとする状態をつくることです。

単なる満足度向上とは異なり、組織と個人の双方向の結びつきを強化するという意味合いを持ちます。

エンゲージメントとモチベーションの違いは何ですか?

モチベーションは個人の内発的な動機づけです。

エンゲージメントは組織との関係性の中で生まれます。

モチベーションが高くても組織の方向性と合っていなければエンゲージメントは低い状態になり得ます。

エンゲージメントを高める施策は何から始めるべきですか?

まずエンゲージメントサーベイで自社の課題がどの階層(制度、マネジメント、カルチャー)にあるかを特定してください。

課題の階層に応じて打つべき施策は変わります。焦点を絞った上で経営層への提案を設計することが最初の一歩です。

エンゲージメントスコアの効果的な活用方法は?

スコアを全社平均で見るのではなく、部門ごとに分解して最もスコアが低い項目を特定することが有効です。

すべてを改善しようとせず、部門ごとに1項目に集中してアクションを設計してください。

エンゲージメント向上の効果はどのくらいで現れますか?

行動変容を指標にした場合、最低3ヶ月の継続が目安です。

サーベイスコアの改善はさらに時間がかかり、半年から1年程度を見込む必要があります。

リモートワーク環境でエンゲージメントを高めるには?

対面の雑談が失われることで、組織への帰属意識が低下しやすくなります。

意図的にオンラインでの1on1やチーム対話の機会を設計し、業務以外の接点を仕組みとして確保することが重要です。

小規模組織でもエンゲージメント施策は必要ですか?

必要です。小規模組織では経営者と社員の距離が近い分、エンゲージメントが自然に高い傾向があります。

しかし50人を超える頃から急速に低下するケースが多く、組織拡大を見据えて早期に仕組みを整えるべきです。

ワークエンゲージメントを高めるには具体的に何をすればよいですか?

業務と個人の強みのマッチングを見直すことが出発点です。

本人の得意領域や関心と業務内容の接続を管理職が意図的に設計し、適度なストレッチのある業務アサインを行うことで高まります。

エンゲージメントを高めるには、制度、マネジメント、カルチャーの3階層で課題を特定し、管理職の行動変容を起点とした改善サイクルを回すことが求められます。

マネディクでは、300社以上の成長企業を支援してきた実績をもとに、管理職の行動変容から組織全体のエンゲージメント向上を実現するプログラムを提供しています。

無料のサービス資料をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。


川﨑 俊介
記事を書いた人
川﨑 俊介

新卒で当時6期目(60~70名規模)の株式会社ジーニーへ入社。入社後3年間でリーダー、マネ―ジャー、部長とマネジメント経験を積み、入社後4年目で事業責任者兼執行役員に就任。組織も300名を超え、グロース上場を経験。 その後海外事業など含む複数事業の責任者、常務執行役員を経て、2022年に取締役に就任。経営企画や人事などコーポレート領域も管掌。組織規模としても1000名を突破。 2024年4月に独立し、個人で人事・経営コンサル業も成長企業に対して実施しつつ、同年12月にマネディク株式会社CEO/アクシス株式会社取締役COOにも就任。

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